こんにちは!いぬにしです。
今回はFLEXISPOT(https://flexispot.jp)さんにご提供いただいた電動昇降デスク、E7をレビューしようと思います。
私のようなITエンジニアなどのデスク作業がメインの方は、仕事中座りっぱなしということが多いかと思います。
座りっぱなしによる弊害はむくみや腰痛、痔、筋力の低下など身体のいたる所に現れます。
また、身体だけではなくメンタルに影響もあるなんてことも言われているようです。
この座りっぱなしを改善しようと立ちながら仕事をするためのスタンディングデスクがオフィスに導入されているなんてニュースも近年見かけることが多くなってきました。
ですが、在宅勤務が普及してきた昨今においてはせっかくオフィスにスタンディングデスクがあっても自宅で仕事をしているため利用できないなんてことも少なくありません。
自宅にスタンディングデスクを導入したくても場所を取るため置きたくはないですよね。
そんな時は座り姿勢でも立ち姿勢でも使用できる昇降デスクがあると解決できます。
昇降デスクと言っても手動でレバーを回転させて昇降させるものからボタンひとつで勝手に昇降するものまで様々です。
これからご紹介するFLEXISPOT E7はボタンひとつで昇降してくれる電動昇降デスクです。
運動不足に悩んでいる方やデスクの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
FLEXISPOT E7の特徴
高さの調整
電動昇降デスクですから、最大の特徴は天板が上下することで自分の好きな高さに調節して使用できる点です。
その調節範囲は58cm〜123cmとかなり幅が広いです。
ローテーブルとして利用したい場合には流石に対応できないと思いますが、デスクとして使用するのであれば十分すぎるほど広く調整できるのではないでしょうか。
下限まで下げれば小学生のお子さんにもちょうど良い高さだと思います。
高さの調節は天板に設置されたリモコンで行います。
座りと立ちを併用したい方にとっては気軽に昇降できることが重要になってくるかと思いますが、任意の高さをボタンに記憶させることが可能ですので、ボタンを一回押すだけで立ち姿勢の高さ、座り姿勢の高さに変えられます。
昇降するのに時間がかかったり、うるさかったりしたら高さの変更の頻度が下がってしまいそうですが、E7についてはそんなことはありません。
デュアルモーター式なので座り姿勢から立ち姿勢へ変更する際も数秒で昇降してくれますし、音も全く気になりません。
ボタンだけで勝手に動くので楽しくてついつい無意味に昇降させたくなるほどです。
また、仮に昇降する際に障害物があったとしても問題ありません。
障害物検知機能が組み込まれており、検知すると動いてた方向とは少し動いた上で停止します。
ですので、デスクの天板や障害物が傷つくことはなく安全にも配慮された作りになっています。
様々な天板に対応
E7は購入する際に天板を選択可能ですが、自分で天板を用意することも可能です。
対応する天板の幅は120cm〜200cm、奥行きは60cm〜80cm、厚さは2cm以上となっており、様々な天板に対応可能となっております。
E7購入時に選択可能な天板の大きさは、
- 120cm × 60cm
- 140cm × 70cm
- 160cm × 70cm
となっています。
天板をセットで購入するメリットはフレームを設置するための穴があらかじめ空いているため組み立てが簡単になることです。
サイズやカラーバリエーション、形も様々用意されていますのでセットで購入する場合が多いかと思います。
スペックまとめ
昇降範囲 | 58cm〜123cm |
対応天板 | 幅:120cm〜200cm 奥行き:60cm〜80cm 厚さ:2cm〜 |
耐荷重 | 125kg |
脚フレームカラー | ブラック・ホワイト |
脚重量 | 32.1kg |
脚調節範囲 | 110cm〜190cm |
価格 | 脚フレームのみ:51,700円 長方形天板(120×60):+13,200円 長方形天板(140×70):+16,500円 長方形天板(160×70):+19,800円 天然竹天板(120×60):+16,700円 天然竹天板(140×70):+20,900円 カーブ型天板(140×70):+22,000円 ※2022年8月時点公式サイトより |
組み立てについて
組み立ては一人で1時間ほどでできました。
クーラーの効いた部屋で汗だくになりながら作業しました。
必死で作業していたため写真が撮れませんでした笑
脚を組み立ててしまうと一人で持ち上げるのは難しいので、脚の組み立ては天板の上で行うことをおすすめします。
脚フレームを組み立てる六角レンチは付属していますが、電動ドライバーの使用をおすすめします。
私は組み立てる直前にAmazonプライムデーでXiamiの電動ドライバーを購入していたので非常に助かりました。
天板と脚フレームを合わせる際に天板にあらかじめ空いていた設置穴がとてもありがたかったです。
穴がなければ電動ドライバーとはいえネジを埋め混むことは難しいですし、何より設置箇所に困ることがありませんでした。
自前の天板を使う場合は採寸して目印をつける手間が増えるので注意が必要です。
設置穴ですが、ビームの中心部分の4箇所は空いておらず、少し苦労しました。
デスクを昇降させるリモコンを設置するための穴もいくつか設けてくれているのですが、脚フレームと干渉するギリギリの箇所にあればいいなと思いました。
穴を無視して設置すれば良かったのですが、そのまま設置してしまいそれが少し心残りです。
いつか気が向いた時に移動しようと考えています。
使用感
今回筆者がいただいたデスクは脚フレームが黒、天板が120cm×60cmの色がホワイトウッドです。
本当は天板のサイズを140cm×70cmにしたかったのですが、部屋の広さを理由に断念し以前のデスクと同じサイズにしました。
とはいえサイズを変更しなかったために意外なところで良い面が見えてきましたので、メリット・デメリットそれぞれご紹介したいと思います。
メリット
デスクの高さが自由自在
電動昇降デスクの導入の目的であり最大の長所が高さを自由自在に変更できることです。
基本は座って作業するのに一番良い高さ、集中して作業したい時に立ち姿勢に適した高さへと気軽に変更できるのは昇降デスク未経験者からすると感動ものです。
立って作業するというのは意外と良いです。
10分もすれば足が少しだるくなってきますが、片足を椅子に乗せるなどして楽をしつつ作業をすれば30分〜1時間程度は苦にはなりません。
楽な姿勢であればサボり始めてしまえばそのままずるずる何もしない時間が続いてしまいますが、立ち姿勢であればそんなことはありません。
なので、気合を入れて作業を開始する時に立ち姿勢から入ると集中できて生産性が上がります。
とはいえ、常に立っている必要はなく、30分〜1時間程度の立ち作業を1日に何回か行うだけで集中力も上がり、身体の負担は軽減されるではないかと思いますので、疲れたら座れば良いと考えています。
さらに、立ち姿勢の意外なメリットとしては起立と着席の手間が省ける点が挙げられるかと思います。
ちょっとトイレに行く場合やコーヒーを淹れる時、洗濯が終わった時など、少しデスクを離れることが多くあるかと思いますが、この際に椅子から立ち、また座るというのは意外と面倒だったりします。
立つ際には椅子を後ろにずらさないといけませんし、座る際には都度ベストなポジションに体と椅子を調節する必要があります。
椅子を使わない立ち姿勢であれば、デスクへの往来をシームレスに行えます。
また、デスクを使用していない時、デスクは部屋を圧迫するだけの置物に成り下がります。
ですが電動昇降デスクであれば天板を一番低い位置に下げることにより部屋の圧迫感を減らすことができます。
以前のデスクの高さは70cmほどで固定でした。それが今回電動昇降デスクの導入により60cm程度に下げられるようになったことにより部屋の圧迫感が激減しました。
物によってはそこまで低く下げられないデスクもあるかと思いますので、この点はE7ならではの利点だと思います。
これが先述した天板サイズを変更しなかったことにより感じられた意外なメリットでした。
他にも高さが自由自在に変更できるメリットはまだあります。
普通のデスクであれば高さの微調整すらできないものも少なくありません。
私の以前のデスクは微調整もできませんでしたので、高さが足りないと感じていた時は脚のキャスターの下に土台を設置して高さを無理やり調節していたこともありました。
そんな問題もボタンひとつで調節すれば良いのですから非常に便利です。
配線が隠しやすい
デスクを利用する上で誰もが気になるであろうケーブル類の配線問題ですが、電動昇降デスクは電動モーターを動かすために電源が必要ですので、避けては通れません。
その点、このE7はビーム部分の配線隠しのカバーが付属していますし、この配線隠しカバーがあることによりデスク奥側の目隠しにもなってくれますので、工夫次第で綺麗に配線をまとめることが可能です。
脚フレームが頑丈な金属であることにより磁石が強力に張り付くのも配線隠しの一助になってくれています。
配線については後日、別の記事にて詳細に紹介したいと考えています。
デメリット
頑丈ゆえの重すぎる脚
E7ですが、非常に頑丈だと感じています。
以前使用していた4本脚のデスクよりグラつきはありませんし、少しの力ではズレることなんてありません。
その堅牢性を実現しているのが脚フレームだけで32kgある質量なわけですが、重量はデメリットにもなります。
少しデスクを動かして配線を調整したいなんてことは日常茶飯事かと思いますが、少し動かすだけでもれっきとした筋トレです。
私は少しの移動であれば簡単にできるように対策をしています。
その対策が「カグスベール」です。
このカグスベールを脚の底に設置すればちょっとした移動は楽になります。(それでも初動は重いです。)
普段の使用においては重量に対する対策はできておりますが、引っ越しなどの移動についてはどうしようもありません。
分解して運ぶのも手間ですしこればかりは諦めるしかないかもしれません。
今から引っ越しが非常に怖いです。。。
ケーブルの長さに気を遣う必要がある
メリットに配線が隠しやすい点を挙げましたが、工夫次第でメリットに変えられるというだけでデメリットにもなり得ます。
せっかく高さを変えられるのですから、最低の高さから最高の高さまで気を遣うことなく昇降させたいですよね。
その度にケーブルをどかしてなどしたくはありません。
解決するためには天板から床まで垂らす全てのケーブルの長さをある程度長くする必要があります。
私は天板から床へ垂らすケーブルは電源タップのケーブル2本のみとなるように配線しています。
これにより長さが必要なケーブルを最低限の本数にすることで昇降幅に対応しています。
これらについても別の記事で詳細を記載しようと思います。
まとめ
以前より電動昇降デスクは気になっており、いずれ購入したいと考えていたところFLEXISPOTさんからお声がけいただきました。
お陰様で非常に良い作業環境になったと思います。
以前のデスクは筆者が高校生の頃から使用していたもので、所々ボロボロになってきていたのでタイミング的にもラッキーでした。
先述した通り配線まわりについての記事の投稿も予定しておりますし、E7についての長期レビューについてもいずれ書きたいと考えています。
その際は大きな天板への交換とかできたらいいなと思います。
これからも在宅勤務の作業環境についてお役に立てるような情報を紹介していきます。
読んでいただいたみなさまにとって少しでも参考になれば幸いです。
コメント